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トラウマって何?

最近ではこのトラウマという言葉も一般的になじみ、濫用されて
いる感じもします。外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神
的ショックを受けた事で、長い間心の傷となってしまうことを指し
ます。外傷体験とも言われます。

では、親からひどい虐待などを受けた子供だけがトラウマに苦し
むのでしょうか。実はそれだけではありません。潜在意識が影
響を受けやすい子供時代にショックな出来事を体験し、直後に
そのことを癒せる機会がなかったために大人になってもトラウマ
として残っている人はたくさんいます。ただ、大人の目から見る
とあまりにもささいな出来事であるために、トラウマとして認識す
るのが難しいのです。大人になってネガティブな感情パターンが
ある人はたいていそういったトラウマを抱えています。

健全な家庭での子供は家に帰ってきた時に、家族に「今日ねー
こんなことがあったよ!」と報告します。そして、その報告を親が
聞いてあげるのは子供に対する癒しとなっているのです。子供
は感受性が豊かですので、毎日ささいなことで喜び、ささいなこ
とで傷つきます。楽しかったことを報告した時に、親に「よかった
ねー」と笑顔で一緒に喜んでもらえると、子供は「私は楽しいこと
をしていいんだ、喜んでいいんだ」という自信を持ちます。悲しか
ったこと、ショックだったことを報告した時に、親に「悲しかったん
だねー」と共感してもらうことによって「私は悲しいと感じていいん
だ、私は変じゃないんだ」と自分の感情を受け入れることができ、
ネガティブな感情を感じている時特有の孤独感が解消されます。
そして、必要な時には、ちゃんとNOと言える人間に育っていきま
す。

子供の感情を受け入れられない家庭環境で育った子は、自分の
感情に自信が持てなくなってしまいます。親自身が楽しそうにし
ていない上に、自分が楽しいことをしても共感してもらえない場合、
子供はだんだん楽しいことをするのに罪悪感を抱くようになり、我
慢ばかりするようになります。そして、話を聞いてもらうだけで解
消できるはずのつらいことがあった時もそれを一人で抱え込んで
しまいトラウマに変化させていってしまいます。そして、「私の人生
はつらいことばかり」という考え方に変化していきます。さらに、自
分のネガティブな感情に自信が持てないので、適切な時にNOが
言えなくなってしまいます。

このように、悪いことや虐待があった、ということだけではなく、子
供が自分の感情を受け止めてもらえない環境に育った場合でも、
ささいなことも含めいろんな事件がその子供にとってのトラウマと
なってしまうのです。

もちろん、不運なことにこういった家庭に育ってしまい、現在苦しみ
を抱えている方でも、心理セラピーを受けたり、心理関係の本を読
んだりして回復していくことは可能ですし、必ず、幸せになることは
できます。「親にはお世話になったし、特に虐待されたわけでもな
いのに私は今苦しんでる、、、、」と思うことがあったら、素直な感
情表現が認められない家庭環境だったのかもしれません。まずは、
自分が苦しんでいることをちゃんと自覚しましょう。そこからが癒し
のスタートです。

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2008年02月27日 15:18に投稿されたエントリーのページです。

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