「ネガティブな感情」というとどんなものを思い浮かべるでしょうか?
怒り、悲しみ、寂しさ、ねたみ、嫉妬、やきもち、、、、、。
あんまり経験したくない感情ですよね。
いつも怒っている人とか、
いつも嫉妬している人とか、
あんまりそばにいたくない人達ですよね。
では、子供のことを考えてください。
子供って実によくネガティブな感情を表していませんか?
「○○ちゃんの持ってるおもちゃが欲しい!」と
涙でぐちゃぐちゃになりながら訴えたりします。
では、大人になったら、ネガティブな感情を持たないように
なってしまうのでしょうか?
違いますね。
大人になると、ネガティブな感情を呼び起こす
出来事を処理するのがうまくなるのです。
いつも遅刻する友人に困ったら、
「次は遅くこないで欲しい」と訴えたり、
寂しかったら友人を誘って遊びにいくとか、
ステキな彼氏がいる友達に嫉妬してしまったら、
自分も出会いを求めて行動するとか。
実はネガティブな感情をうまく処理しようとすることは
大人らしく、成長していくのに不可欠なことなのです。
しかし、日本では「和を大切に」を過大解釈して、
「いつも笑っていなさい」とか
「怒ってはダメ」
「嫉妬するのは恥ずかしいこと」
「争いごとはみっともない」
とネガティブな感情をばっさり切り捨ててしまう
教育をしてしまう大人がいます。
ネガティブな感情を感じることを悪いことと
教え込まれてしまった人は、ネガティブな
感情を感じるような出来事に遭遇するとどうして
いいかわからなくなり、必死で押さえ込もうとします。
その結果、
ポジティブな感情まで同時に押さえ込んでしまい、
自分の感情がよくわからなくなってきたり、
いつもニコニコしながらも心の中ではすごいストレスを抱えていたり、
毎日お酒でうさをはらしたり、
または「酔ってるから」普段出せない感情を表したり、
適度に不満や怒りを表すことができないので、
恋人に「つけこまれて」しまったり
(きっと相手の方はつけこんでいるつもりはない)、
ついに爆発してどなりあうようなケンカをしたり、
向こうの予期せぬタイミングでいきなり別れをつげたり、
怒りや悲しみが自分に向かい、鬱状態や
自己破壊的な行動にでる人もいます。
もちろん、ネガティブな感情はない方が楽ですし、
ただやみくもに発散させることがいいと言っている
わけではありません。
ただ、そういった感情は、「何かがうまくいっていない」と
自分に知らせてくれるサインでもあるのです。
押さえ込もうとするより、その感情を見つめてみたら、
その感情を処理するために、今できることが見つかること
が多いのです。
楽しそうに遊んでいる友人を見てイライラしてしまったら、
そのイライラは自分が仕事ばかりで遊んでいないことに
不満を持っていることから発生したかもしれません。
「私もすこし遊んだ方がいい」と自分にごほうびをあげる
サインだったのかもしれません。
その友達に、「遊んでばっかりすると仕事に差し支えるわよ」
と、もっともらしいお説教をしても、あなたが遊んでいなくて
楽しんでないことには変わりはないのですから、それだったら
素直に自分の「私も遊びたい」という感情をすこしでも
認めてあげましょう。
抑えこむより、ちゃんと認めてあげましょう。
そこに、ちゃんと感情があることを。
感情に、いいも悪いもないのですから。